ビアデッドコリー

- 犬名: ビアデッドコリー
- 世界のビアデッドコリーの写真
- 英語表記:Bearded Collie
- 別名・ニックネーム:ビアディー、ーハイランドコリー、マウンテンコリー
- 原産国:イギリス
- AKC: ハーディンググループ
- JKC: 1G 牧羊犬・牧畜犬
- 平均寿命:12〜15年
- サイズ: 中型
- オス 高さ: 53〜55(cm)
- オス 体重: 20〜27(kg)
- メス 高さ: 51〜53(cm)
- メス 体重: 16〜22(kg)
- 色: パピー(子犬)は黒、ブラウン、ブルー、ファウン(小鹿色)のどれかで生まれます。そして、黒は、灰色かシルバー、ブラウンはチョコレートか薄茶色、ブルー・ファウンは色が薄くなったり等、何度かコートカラーが変わり最終的に生まれたときの色か、生まれて1年くらいの色に戻ります。これら4色共に顔から頭にかけての炎、尾の先、胸、脚と足、そして、首に白がある場合もあります。
【歴史】
ビアデッドコリーの先祖犬は約 2000年前頃から飼育されていたいう説がありイギリスの最も古い種類の1つであるとされていますが高貴な人たちに飼われていなかったほとんどの犬種の記録がないように、このベアデッドコリーの記録もほとんどないようです。ビアデッドコリーは1514年にポーランドの貿易商が6匹(3匹という説も)のポリッシュローランドシープドッグをスコットランドにつれてきて、スコットランドの犬との交配により作られたといわれています。羊と牛の両方を集めるために使われていました。ビクトリア時代(1837年〜1901年)の終わりごろに、サウススコットランドでワーキングドッグとショードッグとして人気が出ましたがスタンダードはなかったようです。1930年代までは、ショー目的のためのビアデッドコリーを飼育するケネルはなく、第二次世界大戦後に初めてショー目的のためのビアデッドコリーが飼育され1959年以降、人気が出てきました。AKCでは1974年にミサレイニアスクラス(その他のクラス)、1977年にワーキンググループ(作業犬グループ)そして1983年に現在のハーディンググループ(牧羊犬グループ)に入りました。「コリー」とはスコットランドの言葉でハーディングドッグ(牧羊犬)という意味で、顔の黒い羊の呼び方から来ています。ベアーデッドとは「あごひげ」から来ていてこの犬種のあごから胸にかけての長い毛から来ています。
【特徴】
- 目:大きく柔らかく優しい表情をしています。目と目の間は少し離れ気味です。色は一般的にはコートの色と同じです。
- 鼻:大きく四角張っています。色は各コートカラーに近いです。
- 耳:中くらいの大きさで、長い毛に覆われて、垂れています。ほぼ目と同じ高さでセットされています。
- 鼻口部:短く、頑丈です。
- 歯:シザースバイト
- 尾:かかとにつくほどの長さで、豊富な毛で覆われています。いつも尾が揺れ動いているイメージがあります。普段は垂れさがっていますが興奮したり、動くときは少しカーブがかかって上に上がりますが体より上には上がりません。
- コート(毛):ダブルコート。ロングコートで体全体が毛むくじゃら(シャギー)です。アンダーコートは柔らかく、アウターコートは手触りが荒い感じで、少しのウェーブは許されますが、カールしていてはいけません。
【性格】
慈愛深くて、のんき。 遊び好きで活気があります。 オスは、より大胆で外向的な傾向があり、メスは、より穏やかで、より服従的である傾向があります。
【その他】
- トリミング: 毎日のブラッシングは必要ですがが、トリミングやストリッピングはしないで自然のコートに保つことが必要です。
- 抜け毛:平均的
- 吠えること:平均的
- オールドイングリッシュシープドッグの先祖犬です。